【やめて!】胸を張るのは間違い!
顎を引く、胸を張る、膝をピンと伸ばす、これらはやってはいけません。姿勢が逆に悪くなります!
膝をピンと伸ばすのは、自然な体の使い方ではありません☆足は動物としての構造上、いつでも動き出せるようにできています。膝をピンと伸ばしてしまうとロックがかかってしまい、動き出せなくなってしまいます*
膝をピンと伸ばすことでお腹も突き出してしまいますし、膝をピンと伸ばし続けることで膝の靭帯も伸びてしまい、過伸展、反張膝などにもなってしまいます。
胸を張ると聞いて、胸を張ろうとして腰を反らしている方がほとんどです☆そうすると、はたから見るとお腹を突き出しているだけという感じになっています*
ですから、胸を張りなさいという教えのせいで腰痛やお腹が出ているという方がたくさんいらっしゃるわけです。猫背や巻き肩については別の記事で説明していますが、肩が開くかどうかは、股関節の問題です。胸を張りなさいという教えは何も具体的ではなかったということです。
顎を引くと、重心が前にいく、首のシワが増える、ストレートネックになる、などいいことがありません☆
<どうすればいいか>
膝はピンと伸ばすのではなくて、少し曲げておくようにしましょう。少し曲げるだけでも、ふだんピンピンに膝を伸ばしている人からすると、ものすごく曲げている気がしてしまうと思います。
しかし鏡を見ていただくとわかると思いますが、それは誤解だということです。ふだん100%で膝を伸ばしているのに対して、97~98%くらいにしましょうということで、90~95%まで曲げる必要はありません。少し膝の力を抜いて、ふわふわになるようにしましょう☆
立った状態で、お辞儀をするような感じで足首の靴の結び目が見えるところまで下を見て、そのまま顔だけを戻すと、からだは横から見てまっすぐになっているはずです*
こうするとものすごいお尻を突き出している感じがする人がいると思います。でもそれは、何と比べてお尻を突き出している感じがするかというと、ふだんのお腹を突き出した姿勢と比べてということです。
それに、お尻は背中よりも後ろにあって良いのです。壁などにもたれて、頭、背中、お尻、かかとがぜんぶ壁についているのがまっすぐだと思っているとしたら、それは誤解だということです。
あと、この姿勢をした時に腰が痛いと言われる方がいます。それは腹筋に力が入っていないことが原因です。この姿勢をすると、腹筋に力が入る感じがすると言われる方が多いのですが、腰が痛いと言われる方は、その方たちと比べてさらに腹筋の使い方を忘れているため、慢性的に腰痛を抱えていることが多いです*
これに関しては直接的に細かな指導が必要になります☆
上の2つができていたら、首の意識は視線をなるべく遠くに意識するだけで自然な形になります。遠くを見ましょうというと、足元を見ていないと転んでしまうという方がいますが、自転車をこぐ時に地面を見ながらこがないのと同じで、遠くを見ていても視野は全体的に見ていますので足元まで見えています*
ですので大丈夫です!
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