*読書の秋*【本】自然治癒力を上げる食事!
こんにちは*フットコンディショニング豊橋の杉浦です!
秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか?
読書の秋ということで、今日はご紹介したい本があったので書いていきたいと思います*
本のタイトルは★自然治癒力を高める食事★です。YouTube(本要約チャンネル)で紹介されていたのですが、気になって購入しました♪私は普段、足は全身の健康につながっているという話をしているのですが、
この本では、歯は全身の健康につながっているという内容で書かれていました!
昔、腕のいい治療家ほど末端から治療をするという話を聞いたことがあったのですが、この本の内容を読んでそのことを思い出しました*
この本の著者は、虫歯を削らない治療の日本での第一人者でカリスマ歯科医です、アメリカのドックベスト療法を採用し、日本全国に150院以上に普及させ、現在は途上国でボランティア活動(その普及活動)をしているそうです。アメリカの最先端の情報を取り入れて普及活動をしている点が、私たちネイティブウォーキング協会の代表がアメリカの足病医学を元に情報発信をしている感じと似ているなと思いました*
本は濃い内容だったので数回に分けて書いていきたいと思うのですが、要するにどういう話かというのを私なりにざっくりまとめてみると、糖尿病や脳梗塞、動脈硬化、早産や低体重出産など、それらの原因が歯周病から来ていること、さらにはその食生活でのカルシウム過剰で、そのカルシウムが歯で石灰化するのが歯石→歯周病であり、脳で起こるとアルツハイマー、眼だと白内障、という流れであり、口の中の環境を改善することが全身の根本的な治療になるという内容だったかと思います*
ということは、その問題視される歯周病の改善には歯磨きも大事ですが食生活がより重要であり、口の中をどのように整えていったら良いかというと、唾液をしっかりと出すということになります*
ですから唾液を減らす要因(後述)水分を失う要因をやめ、肉や砂糖、炭水化物による酸性体質の唾液を改善し、野菜や果物などでアルカリ体質の唾液にする。さらに適切な歯の処置をすることでよく噛むことができ、(顎や舌の運動になるので)唾液が出やすくなることや、常温の水をしっかり飲むことが重要であり、その唾液が虫歯や歯周病を治し、全身の健康に繋がっていくという話でした*
かなりざっくりと書くとこんな感じかと思いますが、実際の治療、虫歯を削らずに自然治癒させるドックベスト治療や、自然治癒を促進させるレーザー治療、採血も必要なく全身の健康状態を検査できるSKY-10など、もう少し詳しく書いていきたいと思います!
*DFTの逆流(唾つけとけば治る!)
*煮干しで出汁をとると顔がシワシワに
*歯を削らない虫歯治療
*歯周病の原因は歯磨きより食生活
*小峰式完全予防歯科プログラム
*砂糖の悪影響
*高次元人間ドック、SKY-10
*入れ歯と難聴
*日本の保険医療制度
今日は「自然治癒力を高める食事」の内容について書いていきたいと思います*
*DFTの逆流
この本での大きなポイントは、DFTについて書かれていることです。
DFTとは、「歯の象牙質内の液体移送システム」を省略したもので、歯は爪のように入れ替わりが起きていて、その証拠として歯の内部に新しい歯をつくるための移送システムがあるということです。爪が伸びるということを当たり前に知っている私たちからしたら、歯もそのようにして再生が行われていると聞いて、まぁそうだろうなと思う方もいるかも知れないのですが、医学的には、歯は、永久歯が一度生えてきたらそれは独立した固まりであり再生することはないと考えられていたそうです。このように聞いても、だから何?と思う方も多いかも知れないのですが、この違いにより、治療は大きく変わってきます*転んでも皮膚が自然と治るように、歯も自然と治るということになります。しかし、歯は自然と治りません、治らないように見えます。ここについてがこの本の著者が歯科医として説明するところなのですが、要するに歯は自然治癒で治ります。歯が怪我をするのは衝撃だけではなく、砂糖であり、自然治癒で治るのを助ける治療が不可欠。といった話に進んでいくのですが、今日のテーマはDFTの逆流ということで書いていきたいと思います*今説明したDFT、歯の象牙質内の液体移送システムにより、歯は内側から常に作られ続けているということが分かったのですが、その内側からの流れは一方向ではなく、逆流する、つまり歯から体内に入っていくこともあるという風に解釈しました。本の中でも、歯の表面には虫歯がなくても内側だけが虫歯になっているケースというものがあり、その説明がされていました*
この本での説明はここまでだったかと思うのですが、私がこの本を読んでどう感じたかというと、このDFTは逆流することもある、のではなく常に二方向の働きがあるのではないかということです。どういうことかというと、唾液が歯から浸透して全身を治療しているのではないかということと、酸性の悪い唾液になると全身の自然治癒を助けることができず、病気になっていくのではないかということです。
昔から、「唾をつけとけば治る!」という言葉がありますが、これは科学的にも証明されており、表面の傷口を治せるのであれば体内の炎症にも有効である可能性は高く、その唾液を全身に送り届けるシステムがDFTではないかということです*
体のことは分からないという前提での話になりますし、自然治癒の解釈は、痛みと向き合った時間やその経験の中で感じたものにより人によって大きく異なります。それはジブリ映画の風の谷のナウシカで出てくる腐海(ふかい)をどう捉えるかの話に似ていると思います*私は、親知らずの虫歯の激痛がある瞬間から突然消えたという経験があり、この唾液の質を高める良い食事と良い歯の治療に可能性を感じました♪
今日は「自然治癒力を高める食事」の内容で、
アンチエイジングの話も書かれていたのでそれについて書いていきたいと思います*
*煮干しで出汁をとると顔がシワシワに
アンチエイジングにおいては、まずAGE、いわゆる終末糖化産物が問題になります。これはタンパク質と糖が加熱されてできた物質で、焦げたパンケーキなどが挙げられますが、強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。要するに甘党の人の老化が早いということが一番に問題視されます。
アンチエイジングというと見た目が気になるところですが、特に顔のシワは女性にとってもっとも気になるところかも知れません。この顔のシワを引き起こす原因となるのは、歯周病の項で詳しく説明しますが、カルシウムです。イタリアの女性はチーズをよく食べるため、25歳を過ぎると顔がシワだらけになってしまうそうなのですが、最近はその解消のためにカルシウムを含まないフェイクチーズと呼ばれる豆乳チーズが流行っているそうです*
また日本の漁師町でも、煮干しで出汁をとると顔がシワだらけになるため、鰹節や昆布から出汁をとるよう親から子に伝えられているそうです*煮干しは茹でて干すため茹で水に栄養が抜けて骨と皮だけ、つまりカルシウムのみになるため、煮干しをとるとカルシウムの過剰摂取となってしまいます。
カルシウムの過剰摂取については別の項で詳しく書きますが、カルシウムが歯で石灰化するのが歯石→歯周病であり、脳で起こるとアルツハイマー、眼だと白内障、顔だとシワシワに、となり、普通に摂取しているだけだと思っている人たちにトラブルが起こっているわけですので、基準を見直す必要があります*
今日は「自然治癒力を高める食事」の内容について書いていきたいと思います*
*歯を削らずに治す、ドックベスト療法
削らない虫歯治療として、ドックベストセメントという殺菌作用のある銅2%鉄1%などが含まれる薬を虫歯の穴に詰めることで虫歯菌を死滅させ、歯の再石灰化を促す治療法ということです。歯を削らないので痛みもなく、所要時間も10分程、菌のない密閉した環境で1~2年間、じっくり再石灰化を待つことで虫歯が治るという夢のような治療法です。
こんなに素晴らしい治療はないと思うのですが、ドックベスト療法でネットにヒットした歯医者さんを実際に尋ねたところ、以前はやっていたが今はやっていないという歯医者さんもあり、その歯医者さんの話では患者さんの需要がないとの話でした。どのように需要がないのか突っ込んで聞きたいところではありましたが、奥から歯を削るウィーンという音がしていて、なかなか聞ける感じではありませんでした。
想像がつくところでの話になりますが、この治療のデメリットは、治療期間にシュガーカット、シュガーコントロールと呼ばれる砂糖を極力摂取しないということを行なうので、それが難しそうということや、単純に1回の治療費が高いので前情報がないとやらないのではないかという問題がある気がしました。その分回数が少なく時間もとられないと言われても、そのメリットを理解するのは結構難しいのではないかと思います*
もちろん、想像だけで話すことはできないのですが、そのようなデメリットがあってもメリットが上回りさえすれば十分価値のある治療だと感じます。そのメリットに10の価値があるとしても、患者さんが3の価値しか感じていなければその治療を選択しないということになります。でも10の価値があると知っていたなら選択したのかも知れないと思います*
歯を削る治療のメリットは社会生活に影響が出ないということが1つあると思います。ドックベスト療法は砂糖断ちなど社会生活に影響があると思います。ですから生き方から見直すくらいの話になってしまいます。毎日を忙しく過ごしている現代人にとって、なかなか受け入れ難いところだと思います。
しかし、忙しさを言い訳にして何も見直さなくて良いかというとそれも違うような気がします*ドックベスト療法を選択するかしないかはどちらでも良いのですが、この本の著者、小峰先生がつくる小峰式歯科プログラム全体から見えてくることは、アルカリ性の唾液が全身の健康状態を上げるというところだと思います。その一つとしてドックベスト療法があり、その全体像から個人個人で判断して選択することができれば最適だと感じました。その価値は、全体を理解すればするほど高まるのではと感じています*
*歯周病の原因「歯磨きも大事だが食生活はより重要」
歯周病はかつて歯槽膿漏と呼ばれていて、数も少なく、高齢者にみられる状態だったようですが、現在は子供にも歯石が目立ち始め、食の欧米化による口のトラブルも明らかに増えているということです。この歯周病がどのようにできるかというと、日本では細菌感染症であるとされているそうなのですが、アメリカの歯周病学会において「歯周病は細菌感染症であるとの認識は覆された」と会長によって発表されているそうです。この見解の違いにより、細菌感染症であればブラッシングや抗生剤の使用が治療になりますが、著者は真の原因は以下の食事にあると言っています。
1.炭水化物の過剰摂取
2.カルシウムの過剰摂取
3.マグネシウムの摂取不足
4.オメガ3の不飽和脂肪酸の摂取不足
5.塩分の過剰摂取
すでに付着してしまった歯石は取り除く必要がありますが、それ以降は炭水化物の食べ過ぎを控え、カルシウムを摂るのをやめることで歯石はつかなくなり歯周病は改善できると断言しています*
炭水化物のとり過ぎは脂肪に変わり、この脂肪が体で悪さをするのと同じで、歯周病の原因にもなります。炭水化物のとり過ぎは食事30分後に爪楊枝で歯の周りを掃除をすると歯垢がつくのですぐに分かります。この歯垢を毎回ブラッシングだけできれいにするのは【作業量的に】大変すぎるので、そもそもの摂取する量を減らさなければきれいな状態を維持することは現実的ではないということです*
カルシウムは若いうちは体の成長にとても重要な役割を果たしていますが、30歳をこえたら摂取を控える必要があります。余分なカルシウムは組織や臓器で石のように固まってしまう、いわゆる異所性石灰化と呼ばれる現象を起こします。歯で石灰化するのが歯石→歯周病であり、脳で起こるとアルツハイマー、眼だと白内障、顔だとシワシワに、そしてカルシウムは自力で体外に出ることができないのですが、マグネシウムと一緒なら外に出ることができるため、マグネシウムを積極的に摂ることが有効になるというわけです*マグネシウムは海藻類やナッツ類に多く含まれます。(たまに、海苔をポテトチップスみたいにバリバリ食べたくなるのはカルシウム過剰だったのかなと思いました)
今日は「自然治癒力を高める食事」の内容について書いていきたいと思います*
*小峰式完全予防歯科プログラム
1.唾液のペーハーを測定
2.口腔内の視診
3.虫歯のレーザー診断
4.虫歯があればその歯の神経の状態を確認
5.歯周病の検査
6.1~5を元にパーソナルな食事指導を行う
小峰式完全予防歯科プログラムはこのような内容で行うそうなのですが、最初に唾液のペーハーを測定し、酸性の唾液の場合はアルカリ性の唾液に変えていくために食事指導がなされ、その過程で、歯の象牙質内の液体移送システム、DFTを壊さないための治療が行われるという内容だと思います。この治療をどう捉えるかは個々人で違うと思うのですが、唾液の質を高める目的は歯の健康のためか、全身の健康のためか、この2つで大きな理解の差があるように感じています。それは、唾液の分泌量が減らない対策をとるためには、全身の健康を目的としていないと難しいと感じるからです。歯だけの健康を考えてできることかどうかが疑問です。逆にいうと、唾液の可能性は私たちが理解しているもの以上ではないかという疑いにもなります。
*砂糖の悪影響
虫歯だけでなく、病気や不調、精神的な問題のほとんどが、砂糖からきていると言われています。
・ミネラルの吸収阻害・子供の集中力低下・免疫力低下・老化促進・視力の低下・虫歯・肥満・歯周病・静脈瘤・食物アレルギー・白内障・アテローム性動脈硬化症・脂肪肝・便秘・頭痛・学習障害・気分の落ち込み・消化不良・アルツハイマー病・めまい・がん・月経前症候群・副腎の機能低下・
小峰式完全予防歯科プログラムでは、砂糖の摂取を極力避けるシュガーカット、シュガーコントロールというものが行われるそうですが、砂糖をやめると体に起こるすごい変化をまとめてみると
1.圧倒的に若返り、見た目が良くなる
2.体中の炎症が減って、謎の不調が消えていき、体調が良くなる
3.圧倒的に疲れにくくなる
4.メンタルが安定する
という嬉しい変化が盛りだくさんです!しかし、砂糖中毒のようになっている人からしたら、そんなことできないと感じると思います。ですので、砂糖を2週間やめるための方法をまとめました*
1.糖質中毒はいずれ抜けて楽になると事前に知っておく
2.家の中にある砂糖が添加された食品を徹底的に捨てる
3.食欲はタンパク質をしっかりと摂ることでおさまる
4. MCTオイルで脂肪燃焼のエンジンを起動させる
5.運動で中毒から抜け出す
砂糖が添加された食品を見えるところ(家の中)に置かないということが重要ですが、より危険なのは甘い飲み物の方で、1日にのむ砂糖が添加された甘い飲み物の量が350ml増えるごとに死亡のリスクは11%高くなり、フルーツジュースの場合は24%も高くなるそうです。さらに甘いお酒はそれよりも危険なので、飲み会でお酒を飲むならハイボールなどがいいでしょう*
砂糖を断つことで、自然治癒の力で虫歯が治ることだけでも十分にその価値はあると思うのですが、体全体で見るとさらにメリットがあります。非常にコスパの良い努力だと思います*
*SKY-10の紹介
SKY-10とは、1970年代にロシアの宇宙飛行士の健康管理のために開発された、高次元人間ドックです。アメリカ・マイアミ大学でさらなる研究が進められ、飛躍的な精度の進化を遂げました。現在、全世界の医療機関に導入されています。検査方法は、額に2箇所パットを貼り付け、両手両足を金属プレートの上に置き、約5分間、電圧、1,28Vの微弱電流を通電します。この通電は人の体をビリビリとさせることはなく、何も感じない程度の電気なので、通電に弱い方でも心配することはありません。わずか5分にも関わらず、体中の状態を3D画像でビジュアル化して見ることができます。
・身体組織・血管年齢・自律神経・免疫力・消化器・脳・心疾患・酸化ストレス度・ホルモン組織・呼吸器・一般代謝・尿生殖器
この高次元人間ドックを使用すると、自覚症状のない体の不調も視覚化することができ、対策をとることができます。なおSKY-10は医療機器ではありません。
*ストリークレーザー
健康な歯や神経を残したり、血液の流れを数倍早くして自然治癒を促進するさせるためなどに使用する。
*入れ歯の噛み合わせと難聴
本の中で、入れ歯の噛み合わせが低いせいで難聴になっているケースというものがあるということだったので、ご紹介したいと思いました。歯科医は入れ歯をつくる際、噛み合わせを低めに設定してつくることが多いそうです。その理由は、患者さんが違和感を覚えにくいからだそうです。しかし実際の歯よりも噛み合わせを低くつくると、口内炎や口の周りにシワができやすかったり、顔の印象が大きく変わってしまうことがあるそうです。アゴの関節が聴覚の神経を圧迫する場合には、難聴になりやすくなるそうなので、思い当たる場合には聴力を回復できる早い段階で調整をしたほうが良いと思います。
今日は、【本】自然治癒力を高める食事で日本の医療制度について書かれていたのでそのことについて書いていきたいと思います*
日本では、国民皆保険といって、病気の時や事故に遭った時の高額な医療費の負担を軽減してくれる医療保険制度になっています。この制度のおかげで、私も虫垂炎(盲腸)や肺の自然気胸(肺に穴が開く)になった時の負担が少なく済みました。しかしこれは世界的に当たり前の話ではなく、アメリカにはこの制度がないので医療費が非常に高いというのは有名な話です*
ここから、日本で良かったねという話の流れになるのが常なのですが、メリットがあればその逆にデメリットもあるようです。私はこの小峰式完全予防プログラムを受けようと、このプログラムを受けられる歯科を探していたのですが、最終的に小峰歯科に問い合わせたところ埼玉か九州でしか受けられないということでした。レーザー治療やドックベスト療法をやっている歯科は愛知にもあるのですが、ペーハーの測定からこのプログラム全体を受けられる歯科はほとんどなく、なぜこんなに魅力的な治療法が書籍化から5年も経っているのに広まっていないんだと残念な気持ちになりました。
翌日、問い合わせをしていた名古屋の歯科医の先生が折り返しのお電話をくれて、少し話を聞くことができました。その先生は、小峰一雄先生のセミナーに受講したことを5年前にブログに上げていて、すごい治療法だと書かれていたので、実際の現場の声が聞けるのではないかと問い合わせをしていました*その先生が言うには、小峰式プログラムが思うように広まっていないのは医療制度の影響だということでした。
日本の医療制度は、国民が治療には目がいくけど予防には目がいかない制度になっている。
これは単純な話です。アメリカは医療費が高いから予防に関心がいく、現実にそのようになっているそうです*病気になる前から、家計簿で収支の計算をする時点で病気になってしまった場合の医療費の負担がチラついているアメリカでは、必然的に予防に関心が向かうということです*
なるほどなと思いました*
モノを買う時に安いモノと高いモノのどちらかを選ぶ時に、長く使えるのはどちらか、使い勝手が良いのはどちらかなど、そのモノの価値について考えることがあると思います。その理解が得られなければ、人は間違いなく安い方を選ぶでしょう*高い方を選ぶ時も、この価値ならこちらのほうが安いという理解になって初めて購入に至ると思うのですが、この感覚を自発的に養うのはなかなか時間のかかる問題だと思います。普通、まずモノが捨てられないところに感情が鎮座していて、要らないものと必要なものの判断ができる状態になって初めてモノの価値について考え始めるのだと思います。高いか安いかはそれだけ私たちにとって関心があるので、医療制度の重要性を感じました*
では日本の医療制度で、どのように予防に関心を持っていけば良いのでしょうか?
それはおそらく、事実を確認するということになると思います*
病院の治療は複雑で一般の人には理解できない内容になるので、結局のところ医師にお任せするしかなくなります。そこで何が行われているかわからないということです。どれくらいわからないかというと、サファリパークは車に乗っていなくても安全ですよ!というくらいに危険なことを、わからないからできてしまうということです。
ですから、危険なことを危険だと知ることが必要です。
これはオオカミ少年の話とは違います*危険を売ることで成り立っている商売や、どんな商売でも危険を売ることも安全を売ることもできると思うのですが、例えば整体院で、あなたはうちに来ないとヘルニアになりますよと言って治療に来させ続けるのは危険を売っていますが、この姿勢を覚えることで旅行に行っても友達を待たせることなく歩けるようになりますよというのは安全を売っています*
テレビのニュースばかりを見ていると、この世界は(頭の中は)危険で溢れているように感じてしまいますが、近所を散歩するとそこには安全があるのが分かります*
ですから、安全を理解することが大切なのですが、世の中には本当に危険なことも存在していて、その危険を理解することで安全がより正確に分かります*石油ストーブで火傷のおそれがある部屋で、子供に「危ないから動かないで!」と言ってしまえば、その部屋全体が危険だと感じてしまいますが、「このストーブは上で餅が焼けるほど熱いから気をつけてね」と言えば、それ以外の安全を理解できます*
日本は食品添加物が世界一ダントツで多いと言われていますし、ファミレスなどのドリンクバーの珈琲は、骨の髄まで腐るリン酸塩(無機リン)を使っているという話もあります。安いドリンクバーを頼んで病気のリスクを劇的に高めているということになってしまいます。このように危険は日常にも混在しているわけですから、そのことを十分に理解してアンテナをはっておく必要があると思います*
日本は全てにおいて安全だと信じていた頃に、ライフオブパイという映画を見たことがありました*
その映画は、虎と漂流する話なのですが、その中で、ある無人島に漂着するのですが、その無人島は安全で食べ放題で、楽園のようなところでした*しかし、虎は船から降りて来ず、主人公が不思議に思っていると植物の中から人の歯が見つかります。その島は、昼は与えるが夜は奪っていく人食い島だったのです!おそろしい島だなと思って印象に残っていたのですが、現実に存在するとは、遭遇するとはあまり思っていませんでした*虎が船から降りてこなかったのは危険へのアンテナが主人公(人間)より高かったからかも知れません。
ですから、何が危険かというと、安全だという思い込み、自分は分かっているという思い込みです*危険を十分に理解していくことで、予防こそが治療だと理解できると思います*
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